お前ら、待てよ!

「恋人たち」のCMは「星を継ぐもの」みたいに台詞がないなー。

と、いうわけで、初日に観てきましたよ「恋人たち」。
恒例で、入りの方から…………………って……………あー……。ひいき目に見て三分……。
まあ、19:45からの回とか中途半端なタイミングだったのもあるんでしょうが……。
客層は純度100パーセントでオタク。……なんだけど、三割くらいまでカップルでぎゃふん。まあ、デートムービーとしても、そこそこ行ける映画ではありましたが。
っていうか、ここ2年くらいで映画観に行って、隣がカップルじゃなかったのってキューティーハニーと逆境ナイン(どっちもその列ボクしか座ってなかったから)だけですよ、たぶん。
映画はデートの為にあるのだとようやくわかるようになりました<ちがうから。

で、本編。「星を継ぐもの」が好きで好きでたまらなくなっていたので、ダメかなーとか心配してたんですが……開始5秒で杞憂だったこと判明。星を継ぐもの以上のジェットコースタームービーにしあがってて、気がついたらもう終盤!というか、え?なんかGacktの歌が始まったよ……こ、ココで終わりか!しまった!みたいなかんじ。
っていうか、ここで切っちゃうのか!ぐわ、えらくまたもどかしいとこで……

ありていにいって、星を継ぐもの以上にうまくいっていると思います。技法が確立したから、自信もって練り込んであると云うか。もうね、そりゃしょせん再編集版なんだから、ほんとはお話なんかバラバラのはずなんだけど、なんか話が自然に繋がっていると感じるのはくらべるまでもなく新訳の方なのよね。テレビ版のほうが首かしげてみてた……っていうか、もうテレビ版のもともとのスト-リーラインをわざわざ思い出したくない(笑
ああ、テレビのときはモタモタしてホントはストレスだったんだな、と云うことにまた気がつかされましたよ。だから、新訳は見てて気持ちいいのよ。胸の閊えがおりるから。

あるいは、劇場版ファーストガンダムの次にふさわしいだけのクォリティの映像を作れるようになるのに、25年かかったともいえるというか。
ようやく、めぐりあい宇宙から一歩踏み出したガンダムを見ることが出来た、そんな気分。

話題の声優変更ですが……正直にね、いうんですけど、悪いけど……替えて正解だったと思います。
というか、島津冴子じゃダメだったワケじゃないだろうけど、おそらく……”新訳”ではなくて、単なる再演になってしまったはずです。それでは、容赦なく飛田展男すら挿げ替えようとした意味がなくなっちゃう。
なんというか、島津冴子のフォウは、あれはたしかに「永遠のフォウ」で、だからこそ、新訳にはふさわしくなかっただろうと。どうやっても(演技力が増していればなおさら)「あの」フォウ・ムラサメになってしまう……。よくいえば……フォウ・ムラサメというキャラクターがいかに島津冴子に依存していたキャラだったかというか。

今回のゆかなフォウは、完全に別人。そして、実は監督の思い描いていたフォウは、ゆかなフォウの方が近いのかもしれないなあ。とか。というか、より監督のコントロールの利きやすい役者さんだったのかも。ええと、要するによかったと思います。あの演技。

でね、新井里美のファがスゴい好きです(笑
松岡ファは初々しくてそれがマッチしてたのも事実だったんだけど、あれじゃカミーユの心のよりどころになれないよなー、とか、新井ファに慣れちゃうと(笑

そういや、エマ、レコア、ベルトーチカの三人は声優は同じなのに、がらっと印象を変えることに成功していて、これは演技力のある人が同じ声であててるから、かえって印象深いのかなあとも。
まあ、それぞれ性格をややカキワリ的に単純化しちゃってるわけですが。

MSの使い方も例によって上手で(でもΖガンダムはやっぱりイマイチ強く見えないのが……まあ、そもそも、お話的に、ホントの終盤まで強いって感じしないんだよね、Ζ……)、うわー、ボクは長年この絵面が見たかったのよ、という感じ。CGならではってところもあって、手描きじゃ無理だった部分もいろいろわかってきましたけどね。

でね、監督が昔の映像を活かすことにこだわるのも、逆にわかったと云うか……ディズニーやPIXERが成功させている3Dや、プロダクションIGあたりの作風はある種の正解なんだけど……そこに情熱、みたいなものをフィルムに反映させるには不利な手法なんだなあと。非常に高いレベルの演習スキルを要求されるというか。手描きであれば、思い入れで伝わる部分が、きちんと演出しないとフィルムにならないわけで、恩田作画監督の絵(プロダクションIG的?)をトミノ監督がいやがった一番の理由がそこかなあと。まあ、いえば、巧くなりすぎてたんじゃないか(笑 ホントに華麗だものね、新作パートの人物。でも、だからこそ、演出プランを作画がカバーしてくれないというか、キチンと演出できてないと傷口がまるわかりになっちゃうのがイヤだったのかもなあ……

というわけで、期間中にもう一回観に行きたい感じですが多分、DVDを待ちます……て「星の鼓動は愛」の公開が3/4だから……ええ?半年も待つの?!

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